自然・農業・手作りの学習、見学と体験の会
「モクモク手作りファーム」
−9月4日(土)9:00−

社会奉仕委員会委員長 藤木令二


 忍者の里として知られる三重県伊賀の里の「モクモク手づくりファーム」を訪問し、いわゆる有機農業の現状について学習しました。この事業は、9月「新世代のための」月間に因んで開催されたものです。
 環境保全にかかわる深刻な状況が、今日行われています。また「食の問題」を通して、次世代への憂慮すべき事態さえも想定されています。新世代と共に学ぼうと言うことも、この事業の大切なねらいでした。会員。家族、ローターアクト、奨学生のみなさまが参加していただきました。
 何でも十分に食べられる今日ですが、それで満足と安閑としてはいられません。環境汚染の影響あるいは薬づけの食べ物による個体への影響が懸念されていますが、それ以上に次世代への影響があるとすれば、それこそ人類生存に直接かかわる深刻な事態です。
 私達の口にする食べ物は、生産、流通の段階でどうなっているのだろうか。問題があるとしたら有機農業は、それを救ってくれるのだろうか。しからば、いわゆる有機農業の現状は、どうなのだろうか。について学びました。
 「モクモクファーム」では、農業生産の現場での、時間的、空間的な、いろいろな工夫と努力を積み重ねている取り組みの内容と、流通への配慮を無視しては成り立たないと言う事業の現実について学びました。しかし、除草剤と土壌改良剤は、一切使用しないという基本を大事に守っておられることも学びました。消費者に生産、流通段階での情報を提供すること。なによりも「安心」を供給することに心掛けておられる取り組みが、良くわかりました。ただ、前夜からの降雨のため、農場へ入るには足元がゆるいので有機栽培野菜の収穫体験はできませんでしたが、数種類の野菜をお土産として持ち帰りました。当日は、ほぼ雨もあがり、ファーム内での施設等の見学で、楽しいひとときを過ごしました。 来者目途に、有機農業等「有機」に関する関係法令の整備が予定されていますが、それを控えて、よい勉強の機会だったと思います。




 
 
 
↑それぞれの写真をクリックして頂くと大きな写真がご覧になれます。↑

back