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7月30日(月)7:00 土曜塾 料亭の一日「木乃婦」 |
7月30日、奉仕プロジェクト事業として小学校高学年とその保護者を対象に生産者、料理人、消費者までを一日で体験していただく夏休み特別企画「料亭の一日」が開催されました。食材の探求、味覚教育、食事のマナーを始め、京都の食文化を正しく伝える事を目的としたこの事業は京都市並びに京都市教育委員会の後援もいただきました。講座への期待は大きく、43組86名の定員に対し予想をはるかに上回る応募があり、抽選の結果43組86名の親子に参加していただきました。
当日は京都市役所前に午前7時の集合にもかかわらず、京都、滋賀、大阪などからの参加者は遅刻もなく、2班に分かれて京都市中央卸売市場と大原野の京野菜農家に仕入れ(収穫)体験に向かいました。中央卸売市場では、魚の目利きや試食をしたり、巨大冷凍庫に入る体験をしました。京野菜農家では栽培者の村上さんのお話を聞いたり、畑の中に入ってなすの収穫体験を行いました。
その後、選んだ食材と共に老舗料亭「木乃婦」に到着。子どもたちは白衣と帽子に着替え厨房に集合し、いよいよ調理に挑戦。はもを包丁でさばいたり、収穫した野菜を油で揚げたりと、プロの料理人の指導をうけながら、真剣に取り組んでいました。
一方保護者は別室で茶道裏千家大槻宗節先生による茶道や日本料理の作法を学んでいただきました。その後料亭内を見学した後、厨房での子どもたちの調理の様子を見た時には、「こんな真剣に取り組んでいる姿は見た事がない」「いつもの子どもと別人で頼もしい」など感激の声が多く聞かれました。
調理した料理は、自分たちで選んだ器に盛り付けをして完成。保護者の待っている大広間に集合しました。まず早朝の中央卸売市場から参加いただいた門川教育長のご挨拶の後、参加者1人1人に修了書を授与して頂きました。そして大槻先生による食事のマナー講座の後、全員で子どもたちの作った料理をおいしくいただきました。
食事の後、田中会長の挨拶に続き、意見交換会が行われました。高橋委員長の絶妙な司会進行により終始笑いの絶えない活発な意見交換会となりました。そして最後に千振理事の閉会の挨拶で講座は終了しました。
新世代を担う子どもたちが物の尊さや作って頂く感謝を感じ、そして親子の絆を深めるお手伝いが出来た事が今回の事業での何よりの成果であったと思います。
最後に当日は卸売市場や農家の方々、大槻先生や定休日を返上して対応していただいた「木乃婦」の皆様、田中会長はじめ多くの会員の皆様、事務局のご協力により無事開催することが出来ました事に感謝し改めて御礼申し上げます。新世代育成委員会 副委員長 竹本雅信
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