京都南ロータリークラブ

10月25日(木)13:45　企業訪問「ホテルで食育」（農場見学）「亀岡農場」

　去る11月25日に実施致しました。企業訪問では、会員企業である、ホテルグランヴィア京都　執行役員調理部長佐藤伸二氏に例会で卓話をいただいた後、バスに乗ってグランヴィア様亀岡農場に訪問致しました。
　例会では、単に食材を購入して調理するだけでなく、料理人として食材のことを勉強することにより、心のこもった素晴らしい料理を作り出せると言った事を、お話しいただきました。この卓話は、自分の職業をさらにより高いレベルまで到達させるための、飽くなき努力を意味するものであり、ロータリークラブの職業奉仕理念と合致し、有意義な話でありました。
　前日から心配された雨も何とか持ち、バスは一路亀岡へ向けて出発。車内では奉仕プロジェクト千振理事から、本年の会長テーマ「育む」に沿った一連の事業の説明が有り、その後は和気藹々の雰囲気で現地に到着致しました。
　ほぼ２反の広さの農地に到着し、佐藤氏から説明を受けました。以下にその概要を記します。

美味しい野菜作りの基本は、まず、土作りからと、科学肥料を使わない有機栽培を開始されておられる。
無農薬栽培の為、害虫駆除には、苦労が絶えず葉野菜には覆いをかけたり、また害虫の嫌がる唐辛子を栽培して駆除対策をされている。
ズッキーニなどは、市販の商品サイズより大きくして収穫して野菜本来の味を料理に生かす為に自然栽培を実験的に挑戦されている。

　その後七輪で焼いていただいたジャガイモ、西洋ネギなどを頂戴しました。これも本当に少ない塩味、バター味で味付けされており、野菜の味が本当に美味しく感じられました。広大な自然の野外、青空のシチュェーションも、大きな調味料になったのかもしれません。
　会員からの質疑にも佐藤氏から、或いはスタッフの方から的確に、そして楽しくお答えいただきました。質疑応答の中では、当委員会瀧井副委員長と佐藤氏による土談義も飛び出し、佐藤氏の土作りに、副委員長よりアドバイスされることも今後期待されます。
　帰着後、ホテルグランヴィア京都で行われました新会員歓迎会で、野菜をメインにしたメニューを佐藤氏からご説明いただき、企業訪問に出席されなかったメンバーも交えて美味しくいただきました。

職業奉仕研修委員会　委員長　田伏裕一