社会奉仕部門フォーラム
−新世代のための「教育とスポーツ」−
9月24日(木) 「愛宕の間」

報告者:会員 橋本龍一郎

 「教育とスポーツ」と題して、社会奉仕部門の、新世代のためのフォーラムが、9月24日、例会に引き続いて13時45分から16時00分まで「愛宕の間」で開催されました。
 友澤青少年委員長の司会で、岩佐会長の挨拶、パネラーの紹介のあと、山元、今西、辻健一の各会員、特別参加のDr.K.フィーツェ、そして例会で卓話をされた古城先生の順番で、ご意見が発表されました。しかし皆さんのご意見の格調が大変高く、私は友澤さんから原稿を依頼されたものの、「教育とスポーツ」というテーマでの討論を取りまとめ、報告する等ということは大変な作業だなぁとたじろぎました。何はともあれ、やらねば仕方があるまいと、一生懸命にメモいたしました。
 職業人として、また父子鷹をされた父親として、或いは武道家として、ドイツ人教育者として、また教育者であり30年のキャリアーをお持ちの野球監督として、経験談等をそれぞれのお立場から、またそれぞれエキスパートとして意見発表がなされましたが、私はこれは、現在の日本の政治における政策論争と同じで、結論の出ない永遠のテーマではないかと考え込んでしまいました。これらのお話は大別して二つの潮流があるように思います。一つは、究極の目標(チャンピオンになる)を設け、そのために鍛錬し根性を叩き込んで頑張り抜くスパルタ派と、今一つは、スポーツは本来楽しむもので遊びの中から喜びを感じ、味わって健康に感謝する、という派があるように思いました。そこで、私はふと「北風と太陽と旅人」の話を思い出していました。78名の出席者が熱心に討論され、中島副会長の「今までと違った中味の濃いフォーラムができたことに感謝する」旨の挨拶があり、盛会裏に終了したことを報告します。
 
   
 
   
 
   

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