今年度、職業奉仕実践委員会の事業所見学を、去る10月21日(木)の例会終了後、小竹治会長・木村光職業奉仕委員長・高橋督治職業奉仕実践委員長ら17名の参加で素晴らしい秋晴れのもと、大津市にある滋賀刑務所の参観(先方では見学を参観と呼んでいます)を実施いたしました。
滋賀刑務所は正保2年(1645年)徳川家光のとき、当時代官が大津石橋町に牢獄を設置したのが始まりで、昭和41年(1966年)に現所に新施設竣工、移転、現在に至っており、収容分類級A級(執行刑期8年未満の犯罪傾向が進んでいない者)の受刑者を収容しております。職員(刑務官)は約200名、そして受刑者(未決囚含む)は634名、26才〜74才(平均43才)の男子で平均刑期3年の比較的軽い者が現在収容されており、矯正教育を受け、多種にわたる刑務作業を行っています。また当所は畳科の職業訓練をも実施されております。
所内の環境もよく整備されておりモデル刑務所となっています。
刑務官(職員)は、施設の保安警備及び被収容者に対し、刑務作業を行わせるほか、生活指導、職業訓練、クラブ活動の指導並びに悩み事などの助言、教育活動を通じて改善更正への援助と社会復帰を促進するために努力されています。(まさに職業奉仕!)
到着後、我々参観者は先ず、当所の概要を知るために「所内生活のあらまし」といった入所から退所までのビデオを鑑賞、そして参観(見学)における諸注意と心得の説明を受け、最初2〜3重のチェックを受けるドアを開け、厳正な場所へと入所、独居房・雑居房(7〜8名入居)を見学、そして刑務作業所の参観(参観中は私語厳禁)となりました。
参観後の質疑応答では、皆さん初めての体験ということで多くの質問があり、予定を30分以上オーバーしましたが、皆さん、刑務官の職務内容や受刑者が社会復帰を目指し、日々努力されている作業所の参観を通じ充分に理解していただいたものと思っております。
お疲れ様でした。
|