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11月20日(日) |
13:45 |
社会奉仕部門環境保全フォーラム「愛宕の間」 |
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環境保全委員会では「他人事ではない土壌汚染」と題し、11月20日(木)愛宕の間にて、土壌汚染とはどの様にして起こるものなのかより始まり又、今年2月から施行された法律・土壌汚染対策法や、汚染除去の方法等、海外や日本の汚染実態をプロジェクターを使いながら、コーディネーターとして鈴木喜計氏、スピーカーとして上砂正一氏、奥田建次氏の3人の講師の先生によりわかりやすく講演していただきました。鈴木氏は現在千葉県の君津市役所環境部環境保全課に勤務、1995年には日本地質学会賞も受賞され、環境地質学では日本の第一人者として活動されておられます。上砂氏は地質調査の会社に勤務、NPO法人日本地質汚染審査機構の理事としても活動されておられ、奥田氏は京都府企画環境部環境管理課水質係に勤務、課長補佐として京都府の環境改善に活躍されておられます。この土壌汚染の身近な例としては、環境保全委員会小川委員長の本社社屋を新築するため購入された土地があります。それは以前にクリーニング工場があった土地で、購入時には更地の状態でありました。工事に着手し掘削を始めた時、土地の一部から妙な匂いと液体が出てきたのです。3年前には土壌汚染問題等あまり耳にしないので他人事にしか思ってなかったのですが、汚染物質がその土地から出てきたのです。それから今回の講師である鈴木氏にお願いし、汚染の除去をしていただきました。しかし予測もしていなかったお金が掛かったり、竣工時期の延長と大変な事態が起こってしまいました。その当時以前の土地所有者はすでに解散(組合だった)しており、その除去の工事の負担はすべて小川社長の支払いとなりました。よって、土地購入時にどの様な注意をしなければならないのか又、汚染物質が出た時の除去方法やアドバイスが出来る礎となりました。
今回の環境保全フォーラムを通し、皆様がこれから土地を購入される時や、現在工場をお持ちであればこれを機に土壌汚染について理解されるのに役に立った事であれば幸いであります。環境保全委員会 副委員長 宮上浩幸 |
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