毎年2月23日醍醐寺で行われ、醍醐の「五大力さん」として親しまれている法要です。千百年あまりの歴史があり、醍醐寺開山以来綿々と続く京都にあっても歴史的、伝統的な法要と言えるものです。上醍醐(かみだいご)の五大堂(ごだいどう)に祀られている五大明王の功徳をたたえ、国の安泰と万民の豊楽を祈るものです。この日だけに授与される、「五大力尊御影(ごだいりそんみえい)」は災難、盗難よけのお守りとして古くから広く信仰されています。法要にちなんで行われる巨大な鏡餅上げは、信徒が奉納した五大力餅を(紅白重ねで、男性用150kg、女性用90kg)を持ち上げ、その持続時間を競う力比べです。毎年大勢の参拝者の見守る中、大いに盛り上がる行事です。
写真提供 醍醐寺
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