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京都南ロータリークラブ 会長 田中俊介
5月(最終回)
猪田雑誌会報委員長より、強制(?)されました「会長コラム」も今回が、いよいよ最終稿となりました。この一年間おつきあい頂き有難うございました。
18年前に京都南RCに入会させて頂き、今日迄「育(はぐく)」み「育(そだて)」て頂いた御礼、ご恩返しをとの想いで自分自身の浅学非才も返りみず、会長職をお受けして早や一年があっという間に過ぎようと致しております。この一年間ご支援、ご協力頂きました会員の皆様にあらためて心よりの感謝とお礼を申し上げます。
会長職をお受けして、この一年間市内24RC会長・幹事会を通じて、24RCの会長・幹事さんとの交流、更に数多く開催されました、各クラブの周年記念時における会員の皆様との交流等々。更に洛南12RCの会長・幹事さんとのより親しい交流等を通じて、又地区内のあらゆる会合を通じて、会員数220名余を数える京都南RCの注目度、その存在感等あらためて認識し、クラブ会長としてのその責任の重大さを痛感した一年でもありました。
しかしながら、その重大な責任感のなかの緊張の一年も、今振り返れば古希を迎える年になってこういう表現は如何かと思いますが、更に一段と私自身が「育(はぐく)」み「育(そだて)」て頂いたとの想いで一杯であります。この一年間貴重な経験をさせて頂いた事に対しあらためて感謝とお礼を申し上げ終わり良ければ、すべて良し残る6月末日迄の任期を新たな気持ちで、会長職を務めさせて頂かなければと想う今日今頃であります。
ここに一筆啓上させて頂きました。
田中俊介
4月
3月22日に開催されました第2650地区会員増強地域別会議(京都市域第二グループ)に市橋会員増強委員長と出席してまいりました。
出席されました11クラブよりの報告によりますと、地区ガバナー輩出クラブの京都東ロータリークラブが、大変増強に力を入れておられ、3月22日現在で純増10名との報告がありましたが、概していずれのクラブも会員増強が順調にいかないとの事でした。
因みに私共京都南ロータリークラブでは、現在7名の新しい会員をお迎えいたしましたが、残念ながら3名の退会があり4名の純増であります。4月末日〜5月にかけて新たに3名の新しい会員を迎えることになっておりますが、何とかあと2〜3名の新しい会員を迎えたく、市橋会員増強委員長にお願いしておるところであります。会員の皆様には、お知り合いの方、お友達で私共京都南ロータリークラブに相応しい方をぜひご推薦頂きたく、お願い申し上げます。
その会議の場にて、京都南ロータリークラブの女性会員に対する意見を求められました。総論賛成、各論反対と苦しい答弁をいたしましたが、次年度京都伏見ロータリークラブの幹事さんは女性会員、近い将来京都市内24RCでも女性の会長という時代が来る事も予想されるなか、今一度覚悟を決めて議論する必要があるのではと想う 今日今頃であります。
一筆啓上!!
田中俊介
3月
2月14日開催の本年度第2回情報集会において、久し振りに、ロータリアン各自が業務を品位あらしめることが「職業奉仕」の原点である事を再認識する必要から、近年特に企業に強く求められている『企業の社会的責任(CSR)』を取り上げて頂きました。その基調講演・問題提起を小西清茂パスト会長より受け、各テーブル毎に熱心に意見交換がなされ、特にこのところ多く、企業において不祥事が続発している事もあり、それぞれが自戒も込め、大変有意義な議論の情報集会となりました。
ここに来て、企業には、良質な製品及びサービスの提供や法令の順守、収益の獲得と納税、株主の利益保護といった企業周辺の社会的責任に留まらず、環境への配慮、働く人たちへの配慮や支援、積極的な情報開示、地域社会への関与など、より広範囲な責任が求められる様になってきております。この様なCSR(企業への社会的責任)を重視する企業こそ、『企業としての持続可能性』が高く、『世の中に長く認められる力強い企業』となると言われております事を受け、『職業倫理の追究』こそが、ロータリーの大きな目的の1つであり、その事を自覚して。職業人としての『倫理観の高揚』に努めなければならないと大上段に言うつもりはありませんが、この機会に、今一度私たちは『職業倫理』について一考してはいかがでしょうか。
一筆啓上!!
田中俊介
2月
昨年RI第2650地区ロータリー情報委員会の要請を受け、会員の皆様にもご協力頂きました「ロータリーの魅力と未来」のアンケートの集計が出揃い、冊子として作成されたものが、送られてまいりました。因に地区内3230名の会員がアンケートに回答されたもので、大変貴重な資料だと思いますので、いずれ何らかの機会にすべて、ご報告申し上げますが、そのうちの一部をここに記します。
あなたはロータリアンであることに誇りを感じますか。 79.25%
あなたは、今迄にロータリーを退会したいと思った事がありますか。 54.60%
あなたは、ロータリーが今後も会員数を、増加すべきであると思いますか。 63.84%
あなたは、ロータリーはこれからは、クラブの内容、会員の質を向上すべきであると思いますか。 85.74%
あなたは、ロータリーに魅力を感じていますか。 66.89%
あなたは、ロータリーの未来は明るいと思いますか。 43.09%
あなたは、ロータリーはこれで良いと思いますか。 26.09%
このアンケート結果を会員の皆様は如何に受けとめられるでしょうか。ロータリアンであることに誇りを感じつつ、又ロータリーに魅力を感じながら、クラブの内容や会員の質の向上を願い又、ロータリーは現状のままで駄目だ。ロータリーの未来は明るくないと思っておられる会員が多くあるという現実を、この機会に今一度立ちどまって考えてみてはいかがでしょうか。
一筆啓上!!
田中俊介
1月
あっという間に半年が経過いたしました。7月1日に今年度のテーマを「育」そして、サブテーマを「ロータリーに熱き想いを!!」と掲げ、スタートさせて頂きこの半年間、多くの事業・行事を理事・役員・委員長そして会員の皆様のご支援・ご協力のお蔭ですべて大きな成果をあげ開催する事が出来ました事、大変ありがたく感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございました。
そしてこの会長コラムも5回掲載して頂きました。「会長コラム楽しみにしているで」とおっしゃって頂く会員の方々、又「よく云うた」と激励して下さる多くの会員の皆様、しかしながらそれ以上に「たかがロータリーやないか、そこまで云わんでもいいのと違う」と思っておられる多くの会員がおいでだろうと思います。
しかしながら、RI第2650地区第15代ガバナー京都東ロータリークラブの平沢興先生の名言
「泰然とロータリーの道を歩みなさい」
たかがロータリー、されどロータリーとはとんでもない、ロータリーとはそんな簡単なことではない、が思いおこされる今日この頃であります。
新春初頭に際し今一度 たかがロータリーされどロータリー
一筆啓上!!
田中俊介
12月
去る11月19日に開催されました、第2650地区『会員増強セミナー』に浅井会員増強副委員長さんと出席してまいりました。こういう会議はいつもながら、原理原則の話しが多いなか、基調講演されましたRI会員組織地域コーディネーターの服部芳樹第2630地区PGのお話しは、日頃私がというより、私共京都南RCでは、私達が入会させて頂いた頃に教えられ、それ以前より云い伝えられ、それが我が京都南RCの良き伝統となり、今日のクラブの質を高める礎となっている事との思いで、最近云われなくなった事ですが、ここにそのごく一部を記します。
即ち、『よきロータリアンでありつづけるためには…』の一つの良き「マナー」を心がけることについて、ロータリーのタガは、弛んで来ているのではないかとの指摘がありました。そのタガの弛んでいる最たるものは、他クラブの例会への出席補填(メイクアップ)に来て、Eat and Run(喰い逃げ)をすることであると。私が入会させて頂いた頃には、他クラブへ出席補填に行く場合は、必ず閉会点鐘迄出席できる時にメイクアップする様にと、厳しく教えて頂きましたが、今は如何でしょうか。出席率を良くする目的で、食事出席する人達(人達であってロータリアンではない)や、休会クラブを狙ってのサイン出席をする人達があるようならと、月信の出席報告を白紙にされたガバナーもあったとの事でした。振り返り、食事出席する人達や、サイン出席をする人達にだけは成ってはならないと思う今日この頃です。
一筆啓上!!
田中俊介
11月
10月は米山月間という事で、米山奨学会河合典之委員長より、ロータリー米山奨学会のその事業の指命とその実情等について説明を頂き、当クラブでは「1億3000万円達成クラブ」として、表彰を受けたことも報告されました。しかし近年寄付金が減少し、年間の奨学生採用数が、1000人から800人に減少しているとの事でした。
今月11月はロータリー財団月間であります。1917年の国際大会で6代目RI会長のアーチ・クランフが、『全世界的な規模で慈善・教育・その他の社会奉仕の分野でよりよきことをするために基金をつくろう』と提案したことに始まり、1928年の国際大会でロータリー財団と名付けられたのです。そして今や、その基金のもと、多くのプログラムを実施しております。今年度姉妹クラブのタイ・トンブリRCとのマッチング・グラント(人道的プログラム)を始め、教育的プログラムの国際親善奨学金や、ポリオ・プラス・プログラム等はその代表的なものです。近年ロータリーは大きく変貌し、人あつめ(会員増強)、金あつめ(財団への寄付)、そして外への広報と批判されるロータリアンが数多くありますが、より多くの会員が奉仕し、より多くの寄付のもと多くのプログラムで財団の使命を遂行することが奉仕そのものではないでしょうか。
1年に1回分の祇園や先斗町でのお遊び代を米山奨学会やロータリー財団への寄付に回してみては如何でしょうか。(不謹慎な発言ですみません)
一筆啓上!!
田中俊介
10月
ある週刊誌に、かの有名な北海道の「ミート・ホープ氏」が、自分が所属しておられたロータリークラブの会報に一文を寄せられ、それが掲載されました。私たちのクラブでいうなら「私の履歴書」に当たるものだと思います。その中で、少年時代は朝早くから夜遅くまで仕事し、休みも1ヶ月に1〜2度、月給は2000円、全部貯金したと言ったら可哀想にと500円上げてくれた。その様な中、知り合いで、学もあり非常に立派な人が「お前も商売するようになるだろうから、これだけは覚えておけ。お前の親方は人が良いと言われているが、それは腕が悪いという意味だぞ。」と云われた。その後、私も社長となり、儲からない仕事を取る事は間違っていると考え、商売してきた。その経営哲学は『会社を大きくするよりも、倒産しないことがいちばん大事だ。』との事です。
ロータリーの職業奉仕の原点、『ロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するためにその業務を品位あらしめること』等と、ロータリーの原理・原則を云うつもりはありませんが、少なくとも、ロータリアンたるもの『人に絶対に迷惑をかけない』という一点のみは、どうしても伝えたい。あたかも、10月は職業奉仕月間です。お互い、この機会に、『ロータリーの金看板と云われた職業奉仕』について、今一度考えてみては如何でしょうか。
一筆啓上!!
田中俊介
9月
去る8月4日に開催されました京都北ロータリークラブの創立50周年記念 式典・祝宴に出席してまいりました。式典の記念スピーチを唯一在席されているチャーターメンバー会員の藤井幸二さんの「京都北RC創立のころ」を拝聴し心に期するものがありましたのでここに記します。
1957年に会員27名で創立され、初代・2代会長を勤められた畑孝治郎同志社理事長が設立当初より
(1) ロータリーは紳士の修養道場(品性高潔)
(2) ロータリアンの心得(職業優先)
(3) ロータリアンたる者、人に迷惑をかけない様に。(返信は必ず早く)
と50年前に常におっしゃっていたとの事でありました。振り返り今現在私達は如何でしょうか。特に(3)返信は必ず早くについて現状忸怩たるものがあります。あらゆる案内通知の返信状況が、80%未満であることは、当クラブでは、入会時のインフォメーションにて必ずロータリー情報委員長よりオリエンテーションして頂いた様に、ロータリアンの手引に『必ず実行して欲しいこと』の3つのなかの2 出欠の返信は速やかに出す。と記されています。また、このことはロータリーライフだけでなく、貴方の職業生活・社会生活・家庭生活の面にも及ぼして実行して欲しいのです。と記載されています。ロータリアンたる者、人に迷惑をかけない為にも『返信は必ず早く』を心掛けなければとの強い想いの中でルールを守って、楽しいロータリーを。
一筆啓上!!
田中俊介
8月
雑誌会報文献委員会 猪田委員長の今年度編集方針の一つに、会長コラムのコーナーを設けたいと強い要請を受け、軽い気持ちでお受けしたものの、特に物書きが大の苦手の私にとって、今となっては苦痛以外の何ものでもない感じがいたしております。しかも日頃何かと云いたいことを云っております私に対し、特に辛口の文章をとの要請があり、益々困惑の極みであります。
しかしここは一番お引き受けしたからには、会員皆様のご批判は覚悟の上で、10回連載をお受けいたしましたので、会長コラムに対し何なりとご意見を賜ればと思っておりますので、よろしくお願い致します。
さて新年度がスタートしまして、京都RCを始めとして、京都西・宇治・京都乙訓の各RCに表敬訪問に寄せて頂きました。
就任挨拶にて安念SAAが例会中途にての退席について、何とかならないか悩ましい問題であると問題提起されました。今回表敬訪問させて頂きました京都RCを始めとする、各クラブに於いて例会を中途退席される会員がほとんど見受けられなかった事を、目の当たりにしてそれに引き換え、我が京都南RCにおける例会中途退席者の夛さが、そしてその中途退席者のうち10人前後の会員が常に退席される事に鑑みるに、我々ロータリアンは、それぞれの職業を通じて社会に奉仕するのが原点と云いながらも、一週間のうちの一日の約30分の時間が、ロータリーの為に使う事ができないものかとの思いの中で、ルールを守って、楽しいロータリーを。
一筆啓上!!
田中俊介
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