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京都南ロータリークラブ

10月16日(火)11:00 レディスセミナー『京都の文化を育んだ女性作家 紫式部について』
                             「ホテルグランヴィア京都」
 本年度レディース委員会事業「レディースセミナー」が平成19年10月16日ホテルグランヴィア京都にて、会員奥様17名田中会長を含む会員8名計25名にて開催された。講師に同志社女子大学教授 朧谷寿(おぼろやひさし)氏を講師にお迎えし講演して頂いた。
 テーマは「紫式部とその周辺の人びと」で1時間15分紫式部についてセミナー形式にて和やかな雰囲気で開催された。冒頭に来年源氏物語が歴史上に認識され発表されて1000年という節目の年でもあり、京都市において来年11月に記念イベントが開催され、源氏物語に関するイベントが京都、奈良、福井の各地域にて盛大に、多数開催される。今回は紫式部の人物像やその当時の歴史的背景を、現存している紫式部日記(写本)の原文を資料に説明を頂いた。
 当時は、藤原家の摂関政治が行われ、天皇家3代にわたり強い関係を持ち藤原家は強大な勢力を維持した時代であった。この時代に紫式部は藤原家に仕え、藤原家の日々の出来事を日記にしたため記録を残す役目を仕事としていた。
 又、歌会などにも参加し、素晴らしい才能を発揮し世界で有数の長編小説、源氏物語が出来上がった。多くの学者が源氏物語を研究し、現在も全国各地に源氏物語を研究する団体、研究会が数多く存在し、歴史に残る大ベストセラーともいえる書物である。特に京都は物語発祥の地でもあり来年は11月1日を源氏物語1000年紀として京都市内の紫式部、源氏物語に関わる場所、地域にて盛大なイベントが開催される予定。今回のセミナーは女性の立場から平安時代の女性の生活がどの様になされていたか、特に当時の公家社会において女性は当時布団などの寝具はなく、まどろむ(うたた寝)が生活スタイルで横になり就寝する事が無かった為、非常に劣悪な状況で生活をしていた事がわかり、短命であり生活も不便な事が数多くあった様に思われた。
 講演は1時間20分で終わり、まだまだ興味ある話が聞きたいところであったが時間の都合上、第二部の懇親食事会に移り、西村七兵衛パスト会長の乾杯の音頭にて食事会が開催された。朧谷教授より講演で話出来なかった事を食事会で参加者の方々に説明され打ち解けた雰囲気で、懇親食事会が開催された。
 最後に、本年開催されるロータリーの事業に数多くの会員のご夫人、ご家族に参加頂く様お願いし、今回のセミナーを終了した。
レディース委員会 委員長 小畑育男
レディスセミナー
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