フォーラムに何か仕掛けをということで始まった今年の奉仕プロジェクト。今回は「本物のおいしいチーズを食べましょう」というコンセプトで、例会に引き続き、本格的輸入チーズ会社「フェルミエ」の本間るみ子先生に「チーズのロマンと魅力」と題して講演していただきました。
千振担当理事の辛口の趣旨説明の後、それにつられるように本間先生がフランスと日本の食に対する違いをお話されました。要点をまとめますと、 -
食料自給率は、日本が39%に対してフランスは130%。日本で100%を越えているのは、お米と牛乳だけ。穀物の全輸入量のうち2/3が飼料であることを考えると牛乳もそうともいえない。
- フランスの牛は広大な草原で飼育されているのに比べて、日本では4階建ての牛舎に閉じ込められているところもあるくらいで、しかも薬漬けの飼料を食べさされている。
- フランスにはAOC(原産地呼称制度)という制度があり、これによって名産品の品質の高さが保障され、不正確な方法によるコピー商品の乱造を防ぎ、消費者に安心できる商品を提供している。つまり、その商品が本物であることを消費者に保障する制度である。
など食育のお話をされたあと、念願のチーズが供されました。ちょっと眠たげだった皆さんも白ワインと赤ワインに見立てたハーブティーと続木会員から提供された4種類のパンそして、お待ちかねの6種類のチーズに顔をほころばせておられました。本間先生のそれぞれのチーズの由来や食べ方を聞くのももどかしく、お皿のチーズは次々と、おなかの中におさまりました。奉仕プロジェクト部門 担当委員 龜田利一
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