京都南ロータリークラブ

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　この度図らずも、伝統ある京都南ロータリークラブの会長を、拝命することとなりました。57年もの歴史を刻んでこられた歴代会長をはじめ、諸先輩の名誉を汚すことのないよう、微力ではございますが、クラブのために熱意と気力を込めて精一杯務めさせていただきます。会員皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
　殊に当該年度は今西信裕地区ガバナー年度であり、地区大会を主管するという光栄な年であります。この大事を成し遂げるには、理事・役員はじめ地区大会スタッフの皆々様のご協力が是非必要です。そして全会員の皆様が組織を越えた「寛容なる和の心」で連携し、クラブ全体で奉仕することを願っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
　RI会長　カルヤン・バネルジー氏は、国際ロータリーのテーマを

「こころの中を見つめよう　博愛を広げるために」と提唱されました。

　またRI第2650地区ガバナー　今西信裕氏は、地区テーマを

「良き伝統を守り、新しいロータリーに挑戦しよう」　とされました。

　私は、今西信裕ガバナーのホームクラブである京都南ロータリークラブのテーマを

　『心和して連携』 　といたします。

　カルヤン・バネルジーRI会長は、ロータリーの奉仕において「強い家族を築くこと。私たちが得意とすることを継続していくこと。変える必要のあることは変える　変化に対応すること。」の3つの強調事項に力を注いでいきたいと、述べられました。強い家族を築くことは、心和して強く連携し合えるクラブを築くことに通じます。また今西信裕ガバナーは、地区ロータリアン全体が一体となれる方向性や将来像を考えて、この地区が従来と同じように輝き続けることができるようにリーダーシップを発揮することが、ガバナーとしての責務であると考えて、地区テーマを決められました。その今西信裕ガバナーのテーマに沿って、京都南ロータリークラブのサブテーマを

　「南の良き伝統を学び、多様性を秘めた楽しいクラブ造りに挑戦しよう」

　としました。
　今年度のクラブの目標として、ガバナーホームクラブとして相応しく、より活性化したクラブとなるために、両副会長を軸とした「委員会のグループ制度」を導入します。それぞれのグループを担当する副会長は、グループ内の連携を深め、助言をするなどして会長を補佐していただき、次の3つの重要課題に挑戦したいと考えています。
　　1)　ロータリー精神の研修と養成による会員の質的補強と会員増強を行う。
　　2)　ロータリー財団への支援強化と地区補助金を社会奉仕事業へ活用する。
　　3)　地区大会を、「クラブの和」の心をもって、全会員で必ず成功させる。
1)については、中澤直前会長の基本方針「近年、経験豊富な会員と経験の浅い会員とに少しのズレがあり、クラブ研修リーダーを任命し計画的に研修を行います。いかに伝統を伝えるか、押し付けの指導ではなく経験豊かな会員と経験の浅い会員との和を保ちながらの歩み、その一歩一歩の積み重ねによって会員独自のロータリー哲学が構築されます。ロータリーの本来の姿を学んでください。それがあなたのロータリアンとしての夢です。更にすばらしい、力強いクラブ、220の夢を持とう。」を継承し、南の良き伝統を学び、安定した220名体制を目指します。
2)については、クラブが主体となったWCS事業を実施し、新地区補助金を活用する。また地域社会においては、クラブが持つ専門知識を活用した街角再生事業を計画し、更には継続している割れ窓理論実践事業に新しい工夫を取り入れ、新会員も主体となれる環境保全事業を継承します。これらの成果はマスメディアを通して、ロータリーの公共イメージ高揚に貢献するよう、広報活動を活発に行います。
3)については、当クラブが主管することになっている地区大会を成功させること、これが今年度一番のお役目です。クラブ会員が心一つにして、地区大会を楽しみたいと思っています。

　さて、ロータリーの原点は「知り合いを広める親睦」にあり、ロータリー活動の基本は「個々のロータリアン及びそのクラブ」にあります。今、世紀を越えたロータリーにとっても、時流の変化に沿った「継続力・人間力」の対応に迫られています。今年度はクラブの運営において、担当副会長は、それぞれのグループでの相談と助言、相互の連絡調整を行っていただき、3つの基本的課題に取り組みたいと考えていますのでよろしくお願いします。
　　1)　クラブ組織と地区大会実行委員会・地区ガバナー事務所との連携に心をくばる。
　　2)　全ての事業計画は、各委員会で討議し、委員の意向を重視する。
　　3)　奉仕プログラムの実践は、委員会委員と会員の参加意識の高揚を得て行う。
1)については、クラブ内に3つの組織が重複して構成されます。互いの組織が他の組織のことを思い、心和して連携協力することが、より強いクラブになる基本であります。
2)委員長一人ががんばるのではなく、必ず委員会を開き名刺交換から始めてください。事業計画・運営については、委員会で充分に検討するようにお願いします。
3)奉仕事業については、委員会を中心に全会員に参加を呼びかけ、意識の高揚を得て実施するようにお願いします。
　以上の考えでクラブを運営していきたいと思っています。『心和して連携』し、京都南ロータリークラブの「良き伝統を学び、多様性を秘めた楽しいクラブ造りに挑戦する」という私の想いと、上記のクラブの目標をご理解いただき、クラブの更なる発展のため、ご支援いただきますようお願い申し上げます。