国際奉仕メイン事業のご報告です。アンコール遺跡周辺の経済的に恵まれない子供達が通うバイヨンスクールにて識字率の向上を目的としたプログラムでした。
　今年度は絵本の原稿作成にご尽力頂いた京都外国語大学生の中4名が2月6日に現地入りし、約１ヶ月間子供達に生の授業を行い一層の識字率向上を目指しました。私達がカンボジア到着後現地入りしている4名の学生、私達と時を同じく現地入りした他の学生と教員も合流し現地の小児科病棟を視察しました。カンボジアでは恵まれない子供達が日本では到底悪化することがない感染病で死亡する事例が相次いでいました。翌日には、ローターアクターも合流しバイヨンスクール入学前の準備教育施設であるロースクールを視察、その後バイヨンスクールへ到着しました。現地で盛大な歓迎を受けミッションの幕が開きました。今年度は姉妹クラブのイーストホノルルロータリークラブよりUS1,000＄の支援資金協力があり、これを利用し文房具と遊具を子供達に手渡しました。その後施設内を見学しましたが建物はまだまだ掘っ建て小屋のようなものです。以前の支援で建築したトイレも一部が故障しておりこれらを早急に修復する必要を感じました。新たに建築されていた給食施設で特別ランチを作っていただき皆で昼食の後、学生達による３カ国語の紙芝居、縄跳びや風船を使った日本の遊びを体験してもらい最後に今年度作製した絵本『ゆめのほっとけーき』を手渡しました。
　今年度はこの絵本を使った授業により識字率の向上に寄与できたことが大きな収穫となりました。

国際奉仕委員会　委員長　山本尚樹