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職業奉仕部門フォーラム
−10月17日(木)13:45− 「愛宕の間」出席者41名
 10月17日(木)例会終了後に職業奉仕フォーラムを開催。本年度は、職業奉仕についての理解を深めるためにロータリーの職業奉仕理念と一致するところの多い「石門心学」の祖・石田梅岩について、亀岡RCが製作したビデオを使い勉強会を開催致しました。例会終了後の限られた時間帯にもかかわらず、41名の熱心な参加者が最後まで質問や意見交換をして頂きましたこと、委員会一同大変感謝致しております。
 中澤委員長の開会挨拶に続いて、佐野会長より挨拶を頂き、黒川地区職業奉仕委員長のご講演の前にビデオを鑑賞して頂きました。このビデオの、出演者、スタッフは梅岩先生の生誕地である亀岡RC、ローターアクトクラブ会員の方々です。梅岩の石門心学には日常の細かな人生哲学から、商人の商人たるべき道まで、幅広い教えがあります、このことはその著書「倹約斉家論」や「先も立ち、我も立つ」の心などが書かれている「都鄙問答」などにも述べられています。このビデオはその中の、ほんの一部分である「人の人たるべき道」を取り上げ、非常に分かり易く製作されており、亀岡RCの「梅岩先生の教えを少しでも知っていただきたい」という熱き思いが伝わってくるようで、ご参加の皆様方は熱心に鑑賞されておられました。
 さて、ご講演は黒川地区職業奉仕委員長より頂きました……「職業奉仕はロータリーの金看板」といわれて、私も20数年間ロータリーに育てられてきたように思いますが、ふと気づけば「落日の職業奉仕」「職業奉仕はロータリーの化石遺産」と揶揄されるほど金看板の色は褪せ、ロータリーの行く末に危惧すら禁じえません。21世紀の幕明けとほぼ同時に、心の新世紀とは裏腹に、我が国経済界をリードするような企業にさえ、世間を欺く不祥事が続発し始め、今も企業のエゴを剥き出しにした消費者不在の不実、偽装の類は横行し、そして、これは世界的傾向になっています。このこととロータリーの「職業奉仕の軽視」とは関係がないのでしょうか……等々の有意義なお話をお聞きし、「職業奉仕」の中の「職業倫理」について学び、難解?な意見交換を致しました。
 今回「石田梅岩」の商人道について学ぶ機会を得、300年も昔の教えにもかかわらず、今学ぶことの多さに驚きを感じております。我々日本人が、ごく当たり前のこととして口にしている「正直」とか「倹約」「勤勉」という言葉を最初に説いたのも梅岩であり、我が国経済の建て直しや、地球環境問題のキーワードがここにあるのではないでしょうか。
 最後に、今年度から京都南RCの活動内容の見直しとして「各フォーラムは各委員会の副委員長が担当するものとする」ことになったとはいえ、難しい委員会に不向きな私に、大胆にもフォーラムをお任せになった“自称”「平成の梅岩!?」こと、中澤委員長に感謝?致しまして、ご報告と致します。
職業奉仕委員会 副委員長 杉本正樹



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