職業奉仕はロータリーの原点である。その職業、つまり会社経営についてのフォーラムを開催させていただきました。経営者としての常識は時代とともに変化している中、今回は「経営とは何か 間違った常識はポイッとゴミ箱へ」と題しまして(株)ワイキューブ代表取締役安田佳生氏に講演をして頂きました。営業手法の劇的な転換と人材戦略のリモデルを手がけるカリスマコンサルタントとして経営者・学生から絶大な支援を集めている、今話題のコンサルタントです。年齢的にもロータリーの平均年齢より10歳以上若く、新しい角度からの経営論を面白おかしくシンプルに語られ、良くも悪くも皆様の常識が変わったことと思います。
講演内容としては以下のとおりです。
業績を上げている社長の特徴として
1. 労働時間が少ない
2. 金遣いが荒い
3. 態度がでかい
世の中には2種類の経営者しか存在しない。
1. 人一倍努力しているのに業績が上がらない社長
2. 大して努力していないのに業績が上がる社長
次にお金の常識
1. 必要がないときにこそ金を借りる○
金利はタダでないので借りない ×
2. 稼ぐ前にまず使う ○
金は稼いでから使う×
経営者の仕事は
1. 金を稼ぐことではなく使うことである
2. 金遣いのうまい社長は儲けられる
3. 金遣いがうまくなる唯一の方法は金を使いまくる
ことである
最後に、社長に必要なのは決断のみであり、その分スピードを要求される。「常識とは大多数の意見であり正解ではない」と氏は話しておられました。また、「伸びていく会社でなければ生き残れない」とも話しておられました。立ち止まっていればしばらくは安全かもしれないが、遅れに気がついた時には取り返しがつかない。そんなスピードと変化が早くなった時代。東京と、東京以外の地域との格差がつきつつある今日の代表的なお一人に語っていただきました。
以上のことを参考にされ、興味ある方は著書が三冊出版されていますので、是非ご購読ください。職業奉仕委員会 委員長 堀尾 隆
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