今年度は、当クラブ会員の伝手で、普段拝見できない場所を特別に見学し、楽しい雰囲気と精進料理や宮中の公家料理、茶道の懐石料理を取り入れた京料理をご賞味頂くという企画を立てました。
第1回は10月26日に、水谷幸正元会長のお口添えにより、銀閣寺を最上級特別拝観させて頂きました。
当日は、さわやかな秋晴れに恵まれ、36名の参加で、解りやすく親切に案内説明をして頂き、境内散策と普段拝見できない襖絵等の鑑賞をして、東山文化を堪能しました。
最初に、明治の世界的画家、富岡鉄斎の襖絵が圧巻である「新書院」でお手前を頂きました。その後「本堂」のご本尊釈迦牟尼仏や、与謝蕪村作による数少ない襖絵のうち「棕櫚に叭叭鳥図」で花鳥、「飲中八仙図」で人物、「山水人物図」で山水を、それぞれその画態は真・行・草を意識した三作品を、また、東の間の池大雅作「琴棋書画図」を特別見学させて頂きました。「東求堂」では、持仏堂として阿弥陀如来像、足利義政公法体。茶室の源流、また四畳半の間取りの始まりといわれる堂内の四畳半書院の「同仁斎」。
最後に、「弄清亭」の香道の香座敷と、奥田元宋作の襖絵「薫園清韻」、「流水無限」、「湖畔秋耀」の色彩が鮮やかな世々に伝わっていく本物を間近で拝見しました。
鑑賞の後、会食の白沙村荘に移動しました。
安念副委員長の司会、栩谷による企画案等の説明の後、小西会長によるRC活動に対する日ごろのご理解、ご支援への感謝のご挨拶に続き、片岡担当理事の乾杯で宴を始めました。出席者全員が自己紹介をし、歓談しながら、公家料理、茶道の懐石料理を取り入れた京料理を和やかに食しました。会食後、蔵岡副会長により中締めが行われましたが、その後も、ご当主のご案内により、大半の方が、橋本関雪記念会館を見学され、日本文化に再度触れて頂きました。
東山文化のすばらしさを満喫出来、ご婦人方にも十分満足して頂き、会員ご夫人同士の懇親を深めると共に、RCへのご理解をより得た1日でした。
いろいろとお手伝いを戴いた方々に、厚く御礼申し上げます。レディース委員会 委員長 栩谷晴雄
|