第1回事前調査報告 |
京都南ロータリークラブ 会長 西村七兵衛殿 50周年実行委員長 大塚経雄殿 |
京都南ロータリークラブ 小西清茂 |
創立50周年記念海外事業事前報告書(第1回)
1. 実行委員会の内定を受けて、昨年度末よりWHO(SEARO)遠田Drや本事業のコーディネーターをお願いしているキャラウェイツアーズの栢下社長(東大阪中央RC)の協力の下で情報募集をなし、大量の患者が発生したインドの影響が周辺国に及ぼす情勢の中で、遠田Drの助言によりネパールとミャンマーの選択肢の中から最終的にミャンマーが最適とされ、SEAROのDr BRENTON氏よりミャンマーのMOH(保健省)に当クラブの支援内容が伝えられたので、以下の日程で事前調整に赴いた。 2. 【第1日】2003.7.19(土) AM.11:45 関空発 → 19:00 ヤンゴン着 【第2日】2003.7.20(日) これまでにコーディネーターの現地駐在員(神谷)によるWHO.MOHとの事前交渉経過の報告を受け準備の協議を行う。 (1) WHO現地代表 (Dr. ANSHU)と MOH (Dr. NYEIN)他との協議は21日(月)AM.11:00よりMOHにて行う。 (2) その際にミャンマーで実施される NIDS or SNIDS 日程とミッション派遣場所を決定する。 (3) コーディネーターと南部デルタ地帯他2〜3の候補地の状況及びアクセ スを検討し、日程及び場所の提案をするが、最終的にはMOHの指定場所に従う。 (4) 上記を受けてコーディネーターが派遣日程を企画する。 【第3日】2003.7.21(月) AM.10:30〜12:40 MOH [1] 各部門担当者より現地の状況の説明を受ける (1) Dr.LA WIN MAUNG (EPI DEPUTY DIRECTOR) (副局長) EPI(ポリオ・ハシカ)の現状について、ポリオは一応終息しているが、インドの状況からバングラよりの流入の可能性が大であり、引き続き投与を実施する意向であるが、特に日本よりの援助が停止されており、苦しい現況であり、貴RCの援助は貴重である。 (2) Dr.ANSHU (WHO-SEARO現地代表) バングラディッシュ及びベンガル湾に面したCHIN州、RAKHINE州及び南部デルタ地帯を重点地域として投与活動を行いたい。しかし、現在はインドで製造しているワクチンの品質に問題があり、改良中とのことで近く決定される予定。 (3) YIN YIN AUNG (UNICEF代表) 現在までの援助として、JICA、JCV等から一定のワクチン・オペレーションコストが決定しているが、資金不足は否定し得ない。 [2] 具体的協議 (1) 日程について Dr.ANSHUは当方よりの12月中旬の希望に対し、ワクチン不足の可能性があるため、2004.1月中旬がベターとのこと。ワクチンの供給は遅くとも9月には決定する予定とのこと。 (2) 派遣場所について Dr.LA WINは最優先順位は RAKHINE州(SITTWE)が望ましい。南部デルタ地帯はむしろ後順位とされている。 (3) Dr.YE MYIUT(DIRECTOR)(局長) 貴RCの援助に感謝する。出来るだけ要望に応えるべく、午後の協議の中で討論を深めてほしい。 [3] 昼食を兼ねた協議 (13:00〜14:30) Park Royal Hotel(招待) Dr.SOE LWIN NYEIN (昨年のミッションコーディネーター)より2003.12月中旬の希望を最優先することを前提に以下の提案あり。 (1) SNIDSが実施可能となった場合 AYE YARWADDY DIVISION(イラワジ川デルタ) 又はRAKHINE(SITTWE)でのポリオ投与。 (2) SNIDSが実施不可の場合 上記地域における Special Routine Polio Immunization Activities (地域限定投与)を行う。 [4] 会議出席者 Dr.ANSHU BANERJEE (WHO) YIN YIN AUUG (UNICFF) (以下ミャンマーMOH) Dr.YE MYINT (DIRECTORーDISEASE CONTROL) Dr.LAWIN MAUNG (DEPUTY DIRECTORーEPI) Dr.SOE LWIN NYEIN (DEPUTY DIRECTOR) Dr.MYAT MOE (DEPUTY DIRECTOR GENERAL) Dr.NU NU KYI (DIP MED SE) (ロータリー) 小西清茂 (京都南RC) 栢下邦彦 (コーディネーター東大阪RC) 神谷良美 (コーディネーター現地駐在員) [5] 日本大使館表敬訪問 (15:00〜15:30) 峯岸良夫 (一等書記官) 木村祐二 (二等書記官) [6] 当クラブのミッション派遣日程及び場所については、上記 NYEIN との間において遅くとも8月中に決定する。WHO(SEARO) 事務局との協定書 (MEMORANDAM) の交換は出来れば8月中に郵送して行いたい。 以 上 |