入会のご案内(入会までの流れ)

入会にあたって必ず実行して欲しいこと

ロータリアンとしてエンブレムを胸につけた以上は定款細則もさることながら、とりあえず次の事を実行できるようにつとめてください。それはやる気があれば誰にでも、何時でも、何処でも、しかも一銭のお金もかけずにすぐにできるしごく簡単なことです。それは、1.時間の励行 2.出欠の返事は速やかに出す 3.頼まれたらNOをいわない 以上の3つです。この3つのことをロータリーライフだけでなく、貴方の職業生活、社会生活、家庭生活の面にも及ぼして実行して欲しいのです。もしこの3つのことを完全に守ることができれば、たとえ定款や細則をよく知らなくても立派なロータリアンとしての資格があります。

 

ロータリアンとしての自覚

ロータリアンは一旦入会すると、自分から退会を申し出て理事会が承諾しない限り終身会員としての身分と資格が保証されています。それだけにエンブレムをつけて出席したときにだけロータリーやロータリアンを意識するのではなく、むしろ日常の生活の中で自分が常にロータリアンであることを意識して、それに恥じない言動が求められます。

ロータリークラブはロータリアンにたいして絶対の信頼をおいているのですから、もしそれを裏切るようなことがあれば、自ら進んで退会するだけの覚悟をもっていなければなりません。

 

出席について

クラブの例会に100%出席することが何故大切かといえば、それは2つの目的があるからです。第一にはメンバー同士の親睦の促進です。1時間の間一緒のテーブルに座って話を交わすことによって、メンバー相互の理解が深まり親睦を深めることになります。第二にロータリーの四大奉仕の一つにクラブ奉仕がありますが、ホームクラブの例会に出席することによってのみメンバーはクラブに対する奉仕が出来るからです。

 しかしここで理解しておいてほしいのは、何がなんでも100%の出席が要求されているのではないということです。ロータリアンの大部分は第一線で活躍している現役の人達であり、それらの人達が日常で忙しいことをロータリーはよく承知しています。全てのロータリアンにとって例会100%出席は理想でありチャレンジすべき目標ですが、100%出席のために仕事より例会の出席を優先させてはなりません。自分の従事する仕事に基づいてロータリアンとしての資格が与えられているのですから職業を優先させる事は当然のことです。ロータリークラブでは、メークアップを含むクラブの例会出席率が60%以上と定められています。

 

例会以外の出席

出席に関連して考えて欲しい事は例会に100%出席すればロータリアンとしての義務を果たしているとはいえないことです。例会以外のクラブの諸会合に努めて出席することを心掛け実行して欲しいのです。実際に例会だけでなくそれ以外の会合に出席することによって、例会では得られない雰囲気、知識を得ることができ、それによってロータリーをより早くより良く理解する事ができるし、会員相互の親睦を一層促進し深める事ができます。クラブからみて良きロータリアンとは例会に出席するだけでなくそれ以外の会合にもできるだけ出席する人の事を指します。

100%例会には出席するが食事をしただけで帰る、唯それだけのメンバーをEat and Run Member(食い逃げ会員)と呼びますが、この型のメンバーが増えるとクラブとしての活力や行動力が失われていくことになります。貴方はどうかEat and Run Memberになることなく、例会以外の諸会合にも出席するアクティブなメンバーになって戴きたいのです。

 

メークアップ制度(欠席補填)

忙しい人達が100%の出席がしやすいように、例会の出席に対しメークアップ制度が設けてあります。原則的にホームクラブの例会に欠席したときに、その例会の前後二週間までの間に他クラブの例会に出席することによって、ホームクラブでの欠席が出席として補填されます。この出席する対象クラブは日本国のみならず世界中のクラブが該当します。

 

メークアップの効用

他のクラブへのメークアップを奨励するわけではありませんが、他のクラブへの出席によってそのクラブの雰囲気や例会の進め方や食事など、色々な面での違った経験ができるとともに、自分の所属するクラブとの比較ができ、また新しい知り合いを得る事もできます。時には他のクラブへのメークアップによってホームクラブだけでは得られない新しい発見や視野を得ることができるでしょう。ロータリアンは国内のみならず世界中の全てのクラブにメークアップ出来る特権を持っています。特に外国のクラブへのメークアップによってそのクラブのロータリアンと通じ何かと便宜を計って貰えることもしばしばです。特権を活かし、国際間の理解と親善・平和に貢献してください。

 

良いロータリアンになるために

Love Rotary ロータリーに情熱を 理解する努力。

Live Rotary ロータリーを身につける 実践する。 自分のものにする。

Enjoy Rotary ロータリーを楽しむ ルールを守る。 諸会合に進んで出席する。

       同志的な友情を深める

 

常に心掛けること(奉仕の理想の実現)

誰にでも、何処でも、何時でも、いかなる場所においても、他人の身になって物事を考え、他人の助けになることを心掛ける。

Rotary is Democracy

会員は皆平等、イコールパートナー、仕事の規模の大小、入会年次に関係なく、一年間のロータリーで平等に役に当たる。礼節は必要であるがへりくだる事はない。

最後に、クラブに対する100%出席はそれ自身が目標や目的ではありません。

奉仕活動を実践するための手段であり、出席することと奉仕することは必ずしも同一ではないのです。ロータリアンとして一番大切なことは100%の出席を続けることだけで事足れりとするのではなく、どれだけクラブに貢献しているかが大切です。クラブからみてもその人がどれだけ100%出席を続けているかより、どれだけ活発な奉仕活動をしているかの方が重要なのです。どうか手段と目的を間違えないようにして下さい。