ロータリーの本質は職業奉仕であり、会員自らの商いや事業を通じて社会に貢献する事、アイサーブが原点と私は考えています。
「4つのテスト」や日本固有にある「近江商人の三方良し」、売り手良し、買い手良し、世間また良し、という職業観にもとづく個々の職業こそまさにアイサーブです。
我がクラブの会員は、各々、事業規模の大小こそあれ、すばらしい職業を持っておられます。その職業を通じてすでに社会へ大きな貢献と奉仕をしておられるわけです。
第一に「売り手良し」とあるように、まずは自らの事業・商いをしっかりと活性化させ、「買い手良し」の状況を生み出し、始めて「世間良し」であり、決して、職業をないがしろにしてロータリー屋になるものではないと考えます。
と同時に、ロータリーアンという看板を仲間と共に背負っている以上、その使命とお役目は決して忘れてはいけないでしょう。仲間と共に奉仕するウィサーブがここにあります。
国際ロータリーは、クラブとして効率的で積極的な奉仕活動を薦めています。公共イメージを最重要視し、陰徳の精神だけではなく地域を巻き込んだ話題性のある奉仕の提供を提唱しています。
ジョン・ジャームRI会長テーマは、端的明快です。
「人類に奉仕するロータリー」 そして、ロータリーが井戸を掘り、学校を造り、ポリオを撲滅するのを世界中の人が待ちわびていると明言されています。
そして第2650地区刀根荘兵衛ガバナーのスローガンは
「夢を語り現実を刷新」です。
五年後、我々のクラブはどうあるべきなのか、このビジョンをしっかりと見据え、変えてゆくべきところ、守るべきところを明確にして、歩んでゆこうということです。
我々のロータリークラブに内在しているもっとも重要な課題に正面から果敢に挑むべきであるというメッセージでもあります。
また「ロータリーは奉仕団体」というのは正確ではなく、「奉仕をする人々の団体」とも述べておられ、大いに共感するところであります。
つまり
個々のアイサーブの達人が仲間として集い、温かいクラブカラーに熟成され、力強いウィサーブのムーブメントとしてロータリー事業を展開してゆく。この体験・体感が、原点であるアイサーブをより力強いものに成長させてゆき、この循環こそがロータリー活動の本質と言えるのではないでしょうか。
このクラブカラー、これがまさに京都南ロータリーの伝統、クラブ風土とも言える「南の風」であり、この奉仕の風が社会に広がりさわやかに吹き出した時、それは木々の息吹の香りがする、温かく、人を癒し、大地に恵みをもたらす南から吹く風「薫風」として人々に広く、深く受けとめて頂けるのではないでしょうか。
自らの職業、生業を誠実実直に行い、常に笑顔で社会へ奉仕する。そして会員自らが発光体のように光り輝き、その足元である一隅を照らし出し、その一条の明かりが束になり薫風となって未来に広がってゆく。これが京都南ロータリーのムーブメントであり我々の目指すものと信じます。
「薫風をもって、社会の一隅を照らす」こと。
私達京都南ロータリークラブならではの、すばらしい未来つくりを皆様と共に繰広げてゆきたいと思います。
「薫風照一隅」
この言葉を年間テーマとさせて頂き会員一人一人の御事業の発展と、その事業を率いるトップの集いであるロータリーが益々磨き上げられる事を念じて基本方針とします。
クラブテーマ
薫風照一隅
Make the future brighter with a good smile and good work
(薫風一隅を照らす)
運営方針
- 福田副会長
会長補佐、並びに担当業務(会員組織、クラブ広報、第1奉仕プロジェクト、寄金プログラム)及びに各行事、理事会、地区、RI、同好会など各事業運営における事務方手続きの監督指導。定款細則など各規定、慣習などとの整合性の助言・改善。クラブ会計、事業進捗、各行事の重複調整など、幹事団業務への指導支援。
- 続木副会長
会長補佐、並びに担当事業(クラブ奉仕、親睦活動、姉妹クラブ、第2奉仕プロジェクト)及びに例会、集客、広報、運営組織結束強化、途中退席撲滅、出席率アップ。
- 会計
国内最大級のクラブとしてのメリットと社会・企業のリーダーとしての英知を活かし、会員の皆様より預かる会費・御寄付を無駄なく効率的に事業運営、奉仕活動にバランスよく活用する。
- S.A.A.
毎週の例会はクラブの原点であり、最も重要な親睦と学びの場である。クラブのアイデンティティやクラブ風土もここで育成され、もっとも大切な時間でもある。照明や音響映像への細かい配慮をはじめ、細部へのこだわりで我がクラブらしい和やかな品位のある例会の空間と時間を演出する。
- 会員組織
クラブの核である個々の会員にフォーカスをあて、新しい時代の職業分類を検証し、ロータリーにふさわしい人材の選考、増強をおこなう。またロータリーのあるべき姿を学び、すべての会員間での相互啓発・啓蒙が行われるクラブ風土を目指す。
- クラブ奉仕
社会のリーダーとして多忙な日々を送っている会員にとって、毎週の例会が有意義で魅力的なものとなるように企画する。それは「出席はロータリアンの義務であると同時に大きな権利である」事を実感して頂ける事を目指す事でもある。
会員相互の多面的な出会いもロータリアンのコミュニケーションに欠かせないものであることを認識し各事業で生かしてゆく。
- 公共イメージ
社会の中で輝くロータリーである為には、広報は最重要テーマである。クラブ内での広報も単なる内部広報誌から一歩前進を目指す。外部への広報は、ともすれば慎ましく謙虚なものとなりがちだがWEBやSNSが社会のインフラとなった現在、RIの薦めている「公共イメージ」を意識し発信型の広報に力を入れる。
- 親睦活動
クラブの体幹を担う親睦活動。すべての活動はこの多面的コミュニケーション、世代を超えた親睦から始まるといっても過言ではない。南の風といわれるクラブの風土もこの交流からはじまると確信し我がロータリーならではといえる家族ぐるみの親睦活動を実行してゆく。
- 姉妹クラブ
国内外の同胞と知り合い、友好を深める事は実に有意義なものである。先輩諸氏が築いて頂いた姉妹クラブの絆をより強く育て上げ未来へと繋いでゆく。我がロータリーのさわやかな南の風を伝えると同時に他のクラブに学び、見識を深めるため、数多くの会員諸兄に参加頂ける企画を立てる。
- 第一奉仕プロジェクト
我がクラブの金看板ともいえる、職業奉仕、社会奉仕、環境奉仕が集約されているプロジェクトである。社会・企業のリーダーならではの経営力、人間力をこの職業奉仕に生かし、我がロータリークラブゆえに実現できるような社会奉仕を目指す。また社会の弱者、若者に目を向けた環境への奉仕事業を目指す。
- 第二奉仕プロジェクト
我がクラブの世界への広がり、世代を超えた活動が集約されているプロジェクト。ロータリーの品位と京都のブランドを背負って真摯に取り組む。安易な国際奉仕ではなく少しでも社会的弱者、本当に困っておられる人々にとって有用な事業をめざしつつ、且つロータリーの奉仕活動に見合った様々な出会いや広がりの期待できる奉仕をめざす。ローターアクトとの連携、そしてその育成にもつながる事業展開としてゆく。
- 寄金プログラム
ロータリー活動を進める中で最も重要な基金は組織を維持する血液であり、会員各位の善意の志で成り立っている。ロータリー財団、米山奨学金の意義をしっかりと学び、「見える化」してゆく事により更なる理解を深める。特にロータリー財団は設立100周年を迎え、これにふさわしい寄金を集め、ロータリーという組織を担う一員のお役目として自主的かつ意識的に各寄金に協力してゆける風土をつくる。 |