7月-8月 |
9月-10月
|
11月-12月
|
1月-2月
|
3月-4月
|
5月-6月
■御三家(7月2日 週報No.1)
京都南RCには「御三家」と呼ばれる存在があった。一世代を画した御三家の存在は、新米の我々にはうるさい存在でもあった。ロータリアンとして恥ずべき言動があると容赦なく叱られた。クラブのなかでもめそうな出来事があっても大きなトラブルになる前に御三家の誰かに言われれば、ともかく収まった。
3人はそれぞれ個性もスタイルも違ったが、一つだけ共通点があった。それは決して雲の上の存在にはなろうとされず、要するにだれからも好かれていたことである。
夜ともなれば、我々新米が相手であっても、ひざをつきあわせて楽しまれた。ご自分の弱みを隠すこともなく、常に対等に付き合われた。当クラブ歴代のPPには皆そうした傾向があるような気がする。
御三家とは故 寺内季一郎氏、故 津田幸彦氏、故 松風慎一氏の各PPである。
中島喜代一
■看板(7月9日 週報No.2)
のれんと看板は私たち商人とお客様の信用・信頼の絆です。お店の経営者や従業員は知らなくても、永年受けつがれて来たのれんや看板に、商品の質やサービスの良さを感じとっていただけます。のれんや看板を大切にすることは、お客様を絶対に裏切らないという店の姿勢の表れなのです。
写真の看板は明治から昭和に活躍した言論家思想家である徳富蘇峰翁が92歳のとき揮毫されたものです。翁は徳冨蘆花の兄であり、戦前戦後を通じて波乱の人生を歩まれました。原書は本店北座に掲げています。
津田純一
■焙煎機 R450(7月16日 週報No.3)
創業から57年、こだわりの珈琲を作り出す心臓部には、焙煎機が大きく関わって来ました。その初代から使っていたのが、ドイツのプロバット社製の焙煎機であり、この社の製品は半永久とまで言われていました。この写真は昭和52年に購入した3代目にあたる焙煎機であり、現在は4代目、5代目が活躍する中、補助的な役割で工場に居座っています。ちなみに海外では50年以上前の焙煎機が今も現役で働き、味、雰囲気共々良い味を出している所が多くあります。私も52歳、磨きを掛けて良い味を出したいものです。
小川秀明
■桜模様の水着(7月23日 週報No.4)
1972年8月西ドイツ(現ドイツ)ミュンヘンで行なわれた夏季オリンピックの日本競泳男子のユニホームである。この大会辺りから模様物が取り入れられた。濃紺の地色にピンクの桜、日の丸が縫い付けられている。田口信教選手が男子100m平泳で金メダルを獲得した話題の多い大会であった。
我社もこの年をスタートとして、水着業界と深いお付き合いが始まった記念の作品でもある。そして昨年の北京オリンピックの中国チームのシンクロのユニホームまで、続くのである。
中澤忠嗣
■布絵(7月30日 週報No.5)
この作品は私の父、西脇一雄(大正13年生まれ)が京都二工(現在の伏見工)一年生の時に、布切れを貼って田舎の風景を描いたものです。10点満点で50点の価値との評価を得て、京都市視学(現在の教育委員会)の先生が市役所へ持って行かれたきり、行方知らずとなりましたが、戦中戦後の激動期を経て35年程経った頃、視学の先生が今も大切に書斎に飾っておられるとの知らせがあり、無事に父の手元に戻ってきたそうです。
西脇眞次
■創業者の雑記帳(8月6日 週報No.6)
祖父の雑記帳が一冊だけ残っている。コピー機もデジカメも存在しなかった当時、綴じ紐で束ねた和紙に毛筆でパンのレシピーとスケッチが20数種類書いてある。「イースト一匁五分強」などの記載は何ともアバウトで牧歌的。一度祖父のパンを食べてみたかったものだとこの雑記帳を手にするごとに思う。それにしても、パンがまだ一般的でなかった大正時代の京都で、祖父は「ブリオッシュ」とか「ライブレッド」を焼こうとしていたのだ。ちょっと感心。
続木 創
■象形文字(8月20日 週報No.7)
当事務所のマークです。初めて名刺を出すと大抵の方が怪訝(けげん)な顔をされます。90度逆時計回りに回転して頂ければ、「デザイン」と「文字」の原点、象形文字の人の形が見えてきませんか。サブには「人と人とのコミュニケーションをデザインする」と入れました。現在、メール等の多用で様々な問題が生じております。コミュニケーションを大切にしたいと考えています。また、もう一度180度回し全く逆から見ていただければ、「N」[T][D]となり社名に繋がります。話の「つかみ」はこれでOKです。
中山 徹
■会計人の原点(8月27日 週報No.8)
TKC全国会の初代会長・飯塚毅先生の著作集の1冊で、私が税理士として開業して間もない頃に出会った座右の銘。
TKC全国会は「租税正義」などの理念を掲げて昭和40年代に結成された日本の職業会計人(公認会計士と税理士)の団体で、現在の会員数は約1万人。
「自利利他:自己の真の利益は他を利することと同じである」、「自性徹見:自分の心を徹底的に見きわめよ」、「会計人は直観力を練磨しなければならない」、「自己中心の生活を送るほど人生は長くない」などの言葉に衝撃を受けた。
河合典之
▲ページトップ
Copyright (c) 2009 Rotary Club of Kyoto South. All rights reserved.